未年の年賀状を準備するとき、「次の未年は何年?」「羊にちなんだ挨拶はどう書く?」「かわいい絵柄を上司に送ってもよい?」と迷う方もいるでしょう。
次の未年は2027年、和暦では令和9年です。羊のやわらかな雰囲気を生かしながら、相手に合った賀詞と一言を選ぶと、温かみのある年賀状に仕上がります。この記事では、すぐに使える文例、デザインの選び方、投函前に確認したいマナーをまとめました。
2027年は未年|年賀状に使う「未」と「羊」の違い
年号は「2027年」または「令和9年」
未年は十二支の8番目に当たり、12年ごとに巡ってきます。前回は2015年、今回は2027年、次回は2039年です。過去のテンプレートを使う場合は、年号が古いまま残っていないか確認しましょう。
日付の表記は「2027年 元旦」「令和9年 元旦」などが使えます。西暦と和暦を両方載せる必要はありません。なお、元旦は1月1日の朝を意味するため、「一月一日 元旦」と重ねず、どちらか一方にまとめるとすっきりします。
十二支は「未」、動物やイラストは「羊」
年を示す十二支の表記には「未」を、動物そのものやイラストの説明には「羊」を使います。「未年の年賀状」「羊のイラスト」と使い分ければ自然です。「未」は「末」と形が似ているため、筆文字や装飾文字でも取り違えに注意してください。
羊が群れで過ごす姿や、丸くやわらかな見た目から、家族のつながりや穏やかさを連想させるデザインがよく合います。ただし、特定の言葉を必ず入れる決まりはありません。「穏やかな一年」「温かな日々」など、伝えたい願いを優先しましょう。
未年の年賀状デザインを相手別に選ぶ
羊のモチーフは、イラストの描き方や配色によって印象が変わります。先に送り先を「仕事関係」「親族」「友人」の3つに分けると、デザインと文章の組み合わせを決めやすくなります。
| デザイン | 向いている相手 | 印象と選び方 |
|---|---|---|
| 筆文字の「未」と小さな羊 | 上司・恩師・取引先 | 落ち着いた印象。賀詞を読みやすく配置する |
| 水彩風の羊と梅・松 | 親族・お世話になった方 | やさしく上品。淡い背景でも本文は濃い色にする |
| 丸い羊のキャラクター | 友人・親しい同僚 | 親しみやすい。短い一言や軽い言葉遊びと合わせる |
| 家族写真と羊のワンポイント | 祖父母・親しい親族や友人 | 近況を伝えやすい。写真と挨拶文の場所を分ける |
| 白黒の線画や切り絵風 | 幅広い相手 | シンプルで使いやすい。細すぎる線は避ける |
仕事用はかわいさより読みやすさを優先
上司や取引先に羊のイラストを送ること自体は失礼ではありません。ただし、大きなキャラクターやくだけた言葉を組み合わせるより、「謹賀新年」などの賀詞を中心にした落ち着いた構成が無難です。
色数は2〜3色程度を目安にするとまとまりやすくなります。白い羊を薄い背景に置くと輪郭が見えにくいため、背景色や線で適度な差をつけましょう。
写真入りは関係性と掲載許可を確認
家族写真は、日頃なかなか会えない親族への近況報告に向いています。一方、仕事上の付き合いが中心の相手には、写真なしのデザインも選択肢です。家族以外の人が写っている場合は掲載してよいか確認し、住所や学校名などが写真に写り込んでいないかも見ておきましょう。
そのまま使える未年の年賀状文例
文章は「新年の挨拶」「昨年のお礼」「今年のお願いや相手への願い」の3要素で組み立てると簡潔です。以下の文例は、改行を生かして句読点を使わずに整えています。実際の関係や出来事に合う表現を選んでください。
上司・恩師など目上の方へ
謹賀新年
旧年中は温かいご指導を賜り 誠にありがとうございました
本年も一層精進してまいりますので ご指導のほどよろしくお願い申し上げます
穏やかで実りある一年となりますようお祈り申し上げます
令和9年 元旦
目上の方には、羊を使った言葉遊びより、感謝と抱負を中心にすると安心です。恩師に送る場合は「教えていただいたことを大切に 日々励んでおります」など、現在の様子が伝わる一文に替えてもよいでしょう。
取引先・仕事でお世話になった方へ
謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り 厚く御礼申し上げます
本年も変わらぬご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます
貴社のますますのご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます
2027年 元旦
「ご愛顧」は顧客に向けた表現です。協力会社などに送るなら「本年も何卒よろしくお願い申し上げます」とすると幅広く使えます。また、個人宛ての場合は「貴社のご発展」を省くなど、宛先に合わせて調整しましょう。
親族・離れて暮らす家族へ
あけましておめでとうございます
いつも温かく見守ってくださり ありがとうございます
羊のようにほっと心が和む 穏やかな一年になりますように
またお会いできる日を楽しみにしています
どうぞ健やかにお過ごしください
帰省や訪問の予定が決まっているなら、その予定を一言添えると具体性が出ます。まだ決まっていない場合は、無理に約束を書かず「またゆっくりお話しできたらうれしいです」などにすると自然です。
友人・親しい同僚へ
あけましておめでとう!
今年は未年だね
お互いに ふんわり肩の力を抜いて楽しく過ごそう
今年もよろしくね
親しい相手なら「今年もメェいっぱい笑って過ごそう!」といった軽い言葉遊びも使えます。ただし、くだけた印象になるため、上司や取引先への一斉送付には向きません。
手書きで添えやすい短い一言
- 心温まる出来事の多い一年になりますように
- ご家族皆様で穏やかなお正月をお迎えください
- 今年も一緒に楽しい時間を過ごせたらうれしいです
- 昨年は相談に乗ってくださり ありがとうございました
手書きの追記は1〜2文程度でも十分です。印刷済みの文章を繰り返すより、その相手だけに伝えたいお礼や近況を添えると気持ちが伝わります。
未年でも変わらない年賀状の基本マナー
目上の方には丁寧な賀詞を選ぶ
賀詞とは、新年を祝う言葉のことです。目上の方には「謹賀新年」「恭賀新年」などの4文字の賀詞や、「謹んで新年のお慶びを申し上げます」のような文章形式が無難です。「寿」「賀正」「迎春」などの短い賀詞は、改まった相手には避けるのが一般的なマナーとされています。
また、「新年あけましておめでとうございます」は意味が重なるため、文章を整えるなら「あけましておめでとうございます」または「新年おめでとうございます」にします。
句読点や避けたい言葉に気を配る
年賀状では、改まった挨拶状の慣習として句読点を省く書き方がよく使われます。ただし、句読点があるだけで直ちに失礼になるわけではありません。仕事用は句読点を控え、改行や空白で読みやすく整えるとよいでしょう。
お祝いの挨拶では「去る」「失う」「衰える」など、不吉な連想につながる表現を避ける配慮もあります。「去年」は「昨年」「旧年中」に置き換えると安心です。病気や災害などで大変な状況にある相手には、明るさを押し付けず、気遣いを優先してください。
喪中の場合は干支の絵柄でも年賀状を控える
喪中の相手には、基本的に年賀状を送りません。羊の絵を小さくしたり、賀詞を外したりしても、年始のお祝いとして送ることは控え、必要に応じて寒中見舞いで近況や気遣いを伝えます。
寒中見舞いは松の内が明けてから立春の前日までが目安です。松の内は1月7日までとする地域と1月15日までとする地域などがあるため、相手の地域にも配慮しましょう。自分が喪中の場合も、新年のお祝いを控える旨を事前に知らせる方法があります。
作成から投函までの手順とスケジュール
年内に余裕を持って準備する
元日に届けたい場合、年賀状は例年12月15日から12月25日までの投函が案内されています。2027年用なら2026年12月の投函が対象です。ただし、正式な受付期間や配達に関する案内は、その年の日本郵便の情報を確認してください。
- 11月〜12月上旬:送り先の確認とデザイン選び
- 12月上旬〜中旬:文面作成と印刷の手配
- 12月中旬:宛名確認と手書きの一言を追加
- 12月25日までを目安:余裕を持って投函
印刷サービスを使う場合は、注文日ではなく手元に届く日を確認します。混雑や配送の遅れも考え、案内された納期より早めに注文しましょう。最終日はポストの収集時刻にも注意が必要です。
試し刷りで文字と余白を確認する
通常の郵便はがきサイズは100×148mmです。自宅で印刷するなら、まず1枚試し刷りをして、文字の欠けや羊の色味を確かめます。本文の文字サイズは10〜12ポイント程度から調整し、年配の方には大きめにすると読みやすくなります。
端に文字を詰め込まず、家庭用プリンターでは周囲に5mm程度の余白を取ると安心です。ただし、印刷可能な範囲は機種によって異なります。印刷会社に依頼する場合は、指定のテンプレートに従ってください。
無料素材も利用条件を確認する
「未年 年賀状 無料」「羊 イラスト 年賀状」などで素材を探す際は、無料かどうかだけでなく、印刷・加工・商用利用の条件も確認しましょう。個人の年賀状には使えても、会社名義での利用は制限されている場合があります。
完成後は「宛名」「住所」「年号」「賀詞」「差出人情報」の5項目を最終確認します。古いはがきを使うときは額面と必要な郵便料金も確認し、不足がないようにしてください。
未年の年賀状でよくある疑問とまとめ
羊のイラストは必ず入れるべき?
必須ではありません。「未」の筆文字だけでも、梅や日の出など干支以外の図案でも問題ありません。羊のモチーフを使わない場合も、年号と新年の挨拶があれば年賀状として自然に仕上がります。
旧暦の正月まで午年の絵柄にする必要はある?
日本で一般的にやり取りする年賀状では、新暦の1月1日に合わせてその年の十二支を使います。2027年の年賀状は未年のデザインで構いません。旧暦の正月や立春まで待つ必要はありません。
迷ったら「相手に合う言葉」を優先する
未年の年賀状は、2027年・令和9年の表記を確かめ、送り先に合う賀詞とデザインを選ぶことが基本です。仕事関係には丁寧さを、親しい相手には温かさを意識し、最後にその人だけへの一言を添えましょう。
賀詞の選び方や相手別の表現など、年賀状の言葉とマナーについてさらに詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。