網戸の洗い方|外さずにできる簡単な掃除方法

大掃除で網戸をきれいにしたいけれど、「外さないと洗えない?」「水拭きすると汚れが広がりそう」と迷っていませんか。網戸掃除は、最初に乾いたホコリを取り、汚れの程度に合わせて拭き掃除か丸洗いを選ぶと進めやすくなります。

この記事では、一般的な窓用網戸を想定し、外さずに掃除する方法と、取り外して洗う方法を順番に紹介します。作業時間は窓1枚分の網戸で、外さず掃除するなら約15〜30分、丸洗いなら乾燥時間を除いて約20〜40分が目安です。大きさや汚れ具合によって変わるため、時間には余裕を持って始めましょう。

大掃除の網戸掃除は「外さず拭く」「外して洗う」を使い分ける

網戸の汚れは、土ぼこり・花粉・排気ガス由来の汚れ・手あかなどが混ざったものです。いきなり濡らすとホコリが網目に入り込み、拭いても黒ずみが残ることがあります。まず乾いた状態で汚れを落とし、その後に水拭きするのが基本です。

方法 向いている状態 時間の目安 主な注意点
外さず拭く 普段のホコリ、軽い黒ずみ 1枚約15〜30分 網を強く押さない
外して丸洗い 網目全体の汚れ、拭くだけでは落ちない汚れ 1枚約20〜40分+乾燥 脱着方法と洗い場所を先に確認する
専門業者に相談 高所で安全に手が届かない、枠や網が破損している 作業内容による 無理に取り外さず、対応範囲を確認する

年末の大掃除でも、すべての網戸を外す必要はありません。まずは外さず掃除し、汚れが残るものだけ丸洗いする方法なら、作業量を抑えられます。

準備する道具と作業前の確認

用意したいものは、柔らかいブラシまたは掃除機のブラシノズル、マイクロファイバークロス2〜3枚、バケツ、乾拭き用の布です。水拭きで落ちない汚れには、住居用の中性洗剤を用意します。丸洗いする場合は、柔らかいスポンジと、必要に応じて床を保護するシートもあると便利です。

作業前に窓を閉め、室内の床やカーテンに水・ホコリが付かないようにしておきます。網戸の外側が高所に面している場合、身を乗り出したり、脚立から無理に手を伸ばしたりしないでください。また、網戸には外れ止めが付いている場合があります。外す予定なら、先に窓・網戸の取扱説明書で脱着方法を確かめましょう。

網戸を外さずに掃除する手順【軽い汚れに】

網戸を外せない場合や、短時間で仕上げたい場合に向く方法です。片面だけを強くこするのではなく、網にかかる力をできるだけ小さくすることがポイントです。

  1. 乾いたホコリを上から下へ取る。柔らかいブラシで網目の表面を軽く払うか、掃除機のブラシノズルを弱めの吸引で当てます。つまずきやすいのは、汚れを早く落とそうとしてノズルを押し付けること。網がたわまない程度の力で、枠から中央へ少しずつ進めてください。
  2. 固く絞った布で上から下へ拭く。クロスを水で濡らし、滴が落ちない程度まで絞ります。網の裏側に安全に手が届くなら、反対側から別の布を当てて挟むように拭くと、網がたわみにくくなります。片側しか触れないときは、軽い力で数回に分けて拭きましょう。
  3. 落ちない部分だけ中性洗剤を使う。洗剤は製品の表示に従って薄め、布に含ませて汚れへ当てます。網へ直接大量に吹き付けると液だれしやすいので、まず布に取るのが無難です。つまずきやすいのは洗剤を付けたまま終えること。水で固く絞った別の布で、洗剤分を拭き取ってください。
  4. 乾拭きして換気する。清潔な布で水分を取り、窓を開けられる状態なら、十分に乾くまで風を通します。濡れたまま窓を閉め切ると、枠の水滴を見落としがちです。網戸の下枠や周囲も確認して仕上げましょう。

掃除機を使う場合は、砂や小石を吸っているノズルで網をこすらないよう注意してください。網目への引っ掛かりが気になるときは、ブラシと布だけでも掃除できます。

網戸を取り外して丸洗いする手順【汚れが強い場合に】

全体が黒ずんでいる網戸は、洗える場所が確保できれば丸洗いを検討しましょう。ただし、マンションの共用廊下やベランダでは、排水・水の使用に関するルールがある場合があります。作業前に管理規約などを確認してください。

  1. 網戸の取り付け状態を確認し、外す。外れ止めの解除方法を取扱説明書で確認してから、網戸を両手で支えて取り外します。つまずきやすいのは、動かない網戸を力任せに持ち上げること。構造が分からない場合は無理に外さず、外さない掃除へ切り替えてください。
  2. 網戸を安定した場所に置き、乾いた汚れを払う。倒れたり枠がゆがんだりしない場所を選び、柔らかいブラシで上から下へホコリを落とします。水を先にかけると泥状の汚れが残りやすいため、乾いたホコリ取りを省かないことが大切です。
  3. 水と柔らかいスポンジで洗う。水を少量ずつかけ、スポンジで網を軽くなでます。油っぽい黒ずみが残る部分は、製品表示に従って薄めた中性洗剤を使用してください。つまずきやすいのは網を片側から強く押すこと。可能なら反対側から手やスポンジで支え、網が大きくたわまないようにします。
  4. 洗剤を流し、水気を取る。洗剤を使った部分は、泡やぬめりが残らないよう水で流します。強い水圧を当てる必要はありません。枠の角や下部には水が残りやすいので、布で吸い取ってください。
  5. 十分に乾かしてから取り付ける。風通しのよい安全な場所で乾かし、網と枠に水滴が残っていないか確認します。乾燥時間は気温や湿度で変わるため、分数だけで判断しないことがポイントです。取り付け後は外れ止めを元に戻し、網戸がレール上で正常に動くか確かめましょう。

強風の日は、取り外した網戸があおられる危険があります。天気が落ち着いた日を選び、立てかけた網戸を放置しないでください。

黒ずみが残るときは?汚れ別の対処と掃除の順番

網目の黒ずみ・ベタつき

乾いたホコリを取った後でも黒ずむなら、水拭きを1回で終わらせず、クロスのきれいな面を使って数回に分けて拭きます。ベタつきがある部分のみ中性洗剤を使い、最後は水拭きで洗剤分を取り除きましょう。洗剤を多く使うほど落ちるとは限らず、すすぎ不足による拭き跡の原因にもなります。

枠・レール際にたまった汚れ

網がきれいでも、枠の角に砂が残っていると仕上がりがすっきりしません。枠の溝は、乾いたブラシで砂をかき出してから、固く絞った布で拭きます。網戸を取り外した場合は、戻す前にレール上の砂も取っておくと、開閉時の引っ掛かりに気付きやすくなります。

窓・サッシと一緒に掃除するときの順番

窓まわりをまとめて大掃除するなら、まず網戸とサッシの乾いたホコリを取り、その後に網戸を洗い、窓ガラスを拭く順番が目安です。網戸を洗った水滴がガラスへ飛んでも、後から拭き直せます。サッシの溝に砂が多い場合は、水で濡らす前に掃除機やブラシで取り除きましょう。

窓ガラスやサッシも含めた作業の進め方は、窓・サッシ・網戸の大掃除についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

網戸の大掃除でよくある失敗・注意点

最後に、網戸掃除で見落としやすい点を確認しておきましょう。

  • 最初から水をかける:ホコリが網目に残りやすくなります。必ず乾いた汚れを先に払います。
  • 強くこする・高圧の水を当てる:網のたるみ、破れ、枠のゆがみにつながるおそれがあります。柔らかい道具と弱い力で作業します。
  • 洗剤を残す:洗剤を使った後は水拭き、または十分なすすぎを行い、仕上げに乾燥させます。塩素系洗剤とほかの洗剤を混ぜることも避けてください。
  • 外れ止めを戻し忘れる:取り付け後は部品の位置と開閉状態を確認します。特に高所の窓では、脱落を防ぐためにも確認が欠かせません。
  • 無理な姿勢で外側を掃除する:手が安全に届かない場所は作業しません。汚れが気になる場合は、建物の管理者や専門業者に相談してください。

大掃除の網戸は、「乾いたホコリを取る→軽く水拭きする→必要なものだけ丸洗いする」と考えると、無理なく進められます。網や枠が傷んでいる場合は掃除だけで直そうとせず、補修や交換も検討しましょう。