網戸が破れたり、たるんで虫が入りやすくなったりすると、「自分で張り替えられるかな」と気になりますよね。網戸の張り替えは、必要な道具をそろえ、網を引っ張りすぎないことを意識すれば、初めてでも取り組みやすい作業ですよ。私も、道具選びと押さえる順番を知ってからは、落ち着いて作業できるようになりました。
網戸の張り替えに必要な道具一覧
まずは、作業前に必要なものを確認しましょう。ホームセンターなどでそろえやすい基本の道具で十分です。
- 張り替え用の網:窓のサイズより、縦横それぞれ10cm以上大きいものを選びます。
- 網押さえゴム:網を枠の溝に固定するゴムです。太さは古いゴムを測って選びます。
- 網戸ローラー:ゴムを溝へ押し込むための専用工具です。片側が細く、反対側が幅広い形が便利です。
- カッター:余った網を切り取ります。刃は新しいもののほうが切り口がきれいですよ。
- マイナスドライバーまたは目打ち:古い網押さえゴムの端を持ち上げるときに使います。
- メジャー:網やゴムのサイズ確認に使います。
- 養生テープまたはクリップ:網を仮止めするときに役立ちます。
- 軍手:カッター作業や古いゴムを外す作業で手を守れます。
あると便利なのは、作業台代わりになる平らな床や大きめのテーブル、掃除機、雑巾です。網戸の枠は意外と汚れているため、張り替える前に溝まできれいにすると、ゴムが入りやすくなります。
最初に確認したい網とゴムの選び方
網は目の細かさと素材で選びます
一般的な網戸用ネットは、数字が大きいほど目が細かくなります。標準的な網は18〜20メッシュほどで、風通しと虫よけのバランスが取りやすいですよ。小さな虫が気になる場合は24メッシュ以上、ペットがいるご家庭では破れにくい樹脂コートタイプなども選択肢になります。
ただし、目が細かい網ほど風が通りにくく感じることがあります。設置する場所が風通しを優先したい窓なのか、虫の侵入を防ぎたい窓なのかを考えて選ぶと失敗しにくいですね。
網押さえゴムは古いものを持参して選ぶと安心です
網押さえゴムの太さは、一般的に2.8mm、3.5mm、4.5mm、5.5mmなどがあります。見た目だけで判断すると間違えやすいため、外した古いゴムの一部を店頭へ持って行くか、ノギスやメジャーで直径を測るのがおすすめです。
細すぎるゴムでは網が固定できず、太すぎるゴムでは溝に押し込めなかったり、枠がゆがんだりすることがあります。古いゴムが硬くなっていても、太さの目安としては十分使えますよ。
自分で網戸を張り替える基本手順
1.網戸を外して掃除する
作業しやすい平らな場所に網戸を置きます。網戸の外し方は窓の種類で違うため、無理に持ち上げないでください。外れ止めが付いている場合は、先に解除します。枠の溝や角にたまった砂、古いゴムのかけらを掃除機やブラシで取り除きましょう。
2.古い網とゴムを外す
枠の四隅のどこかにあるゴムの端を、マイナスドライバーや目打ちで少し持ち上げます。あとはゴムをゆっくり引っ張れば、古い網ごと外せます。勢いよく引っ張るとゴムがちぎれたり、枠に傷が付いたりするので、少しずつ進めてくださいね。
3.新しい網を枠より大きく広げて仮止めする
新しい網は、枠の全辺から5cm以上はみ出す大きさで広げます。網目が枠に対して斜めにならないよう、縦横のラインを見ながら置くのがコツです。上辺を養生テープやクリップで軽く固定しておくと、作業中にずれにくくなります。
4.短い辺からゴムを押し込む
ローラーの細い側を使い、まず網を溝に軽く入れるように押さえます。そのあと、ゴムを溝の上に置き、ローラーの幅広い側で少しずつ押し込んでいきます。最初は短い辺を1本固定し、次にその向かい側の短い辺を固定しましょう。
5.網を軽く整えながら残りの辺を固定する
残りの2辺を押し込むときは、網を強く引っ張りすぎないことが大切です。手のひらで軽くなでるように整え、しわを逃がしながらゴムを入れていきます。強く張りすぎると、枠が内側に反ったり、完成後に網が波打ったりします。
6.余った網をカッターで切る
ゴムが一周きちんと入ったことを確認してから、余分な網を切ります。カッターはゴムの外側に沿わせ、枠を傷つけないよう浅い角度でゆっくり動かしてください。いきなり網を引っ張りながら切ると、切り口がガタつきやすいので注意しましょう。
張り替えでよくある失敗と対処法
網がたるんでしまった場合
一部だけたるんだ場合は、その近くのゴムを少しだけ外し、網を整えてから押し込み直します。全面が大きくたるんでいるなら、最後に固定した辺からやり直すほうがきれいに仕上がります。無理に網を引っ張って直そうとすると、網目がゆがんでしまいます。
ゴムが途中で浮いてくる場合
ゴムの太さが合っていないか、溝に汚れが残っている可能性があります。まず溝を掃除し、ローラーで均一に押し込み直しましょう。それでも浮くなら、ひと回り太いゴムが必要かもしれません。
網が斜めになった場合
網目の縦線・横線が枠に対して大きく傾いている場合は、早めにやり直すのが近道です。最初の一辺を固定する前に、網のラインを枠と平行に整えるだけで、完成度がぐっと上がりますよ。
作業時の注意点
- カッターは自分の手や体の方向へ向けず、必ず外側へ動かします。
- 網戸の枠がアルミ製の場合、角や溝に強い力をかけすぎないようにします。
- 破れにくいペット用ネットは硬めのものがあるため、通常より少し太いゴムが必要になる場合があります。
- 高所の窓や大きな網戸は、無理に一人で外さず、安全を優先してください。
- 張り替え後は、外れ止めを元に戻してから網戸を動かします。
知っておくと便利な網戸の豆知識
網戸は、室内側から見て右側に寄せると効果を発揮しやすいといわれることがあります。これは一般的な引き違い窓では、網戸と窓枠の重なり方によって隙間ができにくくなるためです。ただし、窓や網戸の構造によって正しい位置は異なるので、閉めた状態で隙間がない位置を実際に確認するのが確実ですよ。
また、網戸を長持ちさせるには、張り替えだけでなくレール掃除も大切です。レールに砂やほこりがたまると網戸の動きが重くなり、枠や網に余計な負担がかかります。掃除機で大きなごみを吸い、濡らして固く絞った布で拭くだけでも動きが変わります。
網戸の破れが小さいうちなら補修シートで応急処置もできますが、網全体が白っぽく劣化している、何か所も穴がある、ゴムが硬化している場合は、まとめて張り替えるほうが安心です。道具と手順を押さえて、風通しのよい快適な窓まわりに整えてみてくださいね。
