魚焼きグリルを使う前に、「受け皿に水を入れるべき?」「水なしで焼いても大丈夫?」と迷うことがありますよね。結論からいうと、受け皿に水が必要かどうかは、魚焼きグリルの種類によって違います。昔からある「水ありタイプ」は水を入れて使い、「水なしタイプ」は基本的に水を入れません。間違った使い方をすると、煙やにおいが増えたり、油が発火しやすくなったりするため、まずはご自宅のグリルがどちらのタイプか確認することが大切ですよ。

受け皿の水は「どのグリルでも必要」ではありません。取扱説明書に「水を入れる」とある水ありタイプだけに、指定量の水を入れてください。水なしタイプに水を入れると、故障や油はねの原因になることがあります。

魚焼きグリルの受け皿に水がいる・いらないの違い

魚焼きグリルは大きく分けて、「水あり片面焼きグリル」と「水なしグリル」があります。さらに水なしグリルには片面焼きと両面焼きがありますが、水を入れない点は共通です。

水ありタイプ:受け皿に水を入れて使う

水ありタイプは、焼き網の下にある受け皿へ水を入れる設計です。魚から落ちた脂が水に落ちることで、脂が高温になりすぎるのを抑え、煙や発火のリスクを減らす役目があります。受け皿に水を入れずに使うと、落ちた脂が直接加熱され、煙が多く出たり、庫内ににおいが残ったりすることがあります。

一般的には、受け皿の「水位線」まで水を入れます。水位線が見当たらない場合でも、自己判断でなみなみと入れるのは避けてください。機種ごとに適量が決められているため、取扱説明書で確認するのが安心です。

水なしタイプ:受け皿に水は入れない

水なしタイプは、受け皿の構造やバーナーの位置を工夫し、水を使わなくても脂を受けられるように作られています。水を入れると、加熱中に水蒸気が多く発生したり、脂が混ざった熱湯がはねたりするおそれがあります。また、受け皿の形状によっては水があふれ、故障につながる場合もあります。

「水なし」と表示されている機種や、取扱説明書に水を入れないよう案内がある機種では、受け皿は乾いた状態で使いましょう。

自宅のグリルが水あり・水なしか見分ける方法

いちばん確実なのは、コンロ本体またはグリルの取扱説明書を見ることです。「受け皿に水を入れる」「水位線まで水を入れる」と書かれていれば水ありタイプです。「水なし両面焼き」「水なし片面焼き」と記載されていれば、水は不要ですよ。

説明書が手元にないときは、コンロの品番を確認してメーカー公式サイトで説明書を探す方法がおすすめです。品番は、コンロの側面、電池ケースの近く、扉を開けた内側などに表示されていることが多いです。

  • 受け皿に水位線や「水」の目印がある:水ありタイプの可能性が高い
  • 本体や扉に「水なし」と表示がある:水を入れない
  • 受け皿が深く、説明書に水量の案内がある:水ありタイプ
  • 判断できない:空のまま使わず、品番から説明書を確認する

見た目だけで断定するのは避けましょう。同じように見えるグリルでも、メーカーや製造時期によって仕組みが異なります。

水ありグリルでの正しい水の入れ方

水ありタイプだと確認できたら、次の流れで準備します。

  1. グリルが完全に冷めていることを確認します。
  2. 受け皿を取り出し、前回の脂や焦げを洗い流します。
  3. 水位線まで常温の水を入れます。
  4. 受け皿を水平に持ち、こぼさないよう静かに戻します。
  5. 焼き網をセットし、必要に応じて網に薄く油を塗ってから魚をのせます。

水は焼くたびに新しいものへ替えてください。前回使ったままの水には脂や魚のにおいが残っており、次に焼く食材へにおいが移ることがあります。また、脂が浮いた水を長く放置すると、汚れが固まり、掃除の手間も増えてしまいます。

水ありタイプでも気をつけたいこと

水を多く入れすぎない

「水が多いほど安心」と思うかもしれませんが、入れすぎは禁物です。受け皿を動かしたときにこぼれたり、加熱中に脂が混ざってあふれたりすることがあります。必ず水位線や説明書の量を守りましょう。

途中で水を足さない

使用中や使用直後の受け皿は高温です。そこへ水を注ぐと、熱い蒸気や油がはねる危険があります。長時間の調理で水が少なくなりそうなときも、いったん火を止めて完全に冷ましてから対応してください。

脂の多い魚は特にこまめに掃除する

サバ、サンマ、ブリ、鮭のハラスなどは脂が多く、受け皿に汚れがたまりやすい食材です。調理後は冷めてから水を捨て、中性洗剤とやわらかいスポンジで洗いましょう。受け皿や焼き網に脂が残ると、次回の煙・におい・発火の原因になります。

水なしグリルを安全に使うコツ

水なしグリルでは、受け皿に水を入れない代わりに、庫内の清潔さがより重要です。使う前に受け皿や焼き網に古い脂が残っていないか確認しましょう。特に脂の多い食材を焼くときは、長時間の加熱や強火のままの放置を避け、調理中も煙の量をときどき確認すると安心です。

受け皿にアルミホイルを敷きたくなることもありますが、これは機種によって可否が異なります。炎や空気の流れを妨げたり、温度センサーに影響したりすることがあるため、説明書で許可されていない限りは行わないでください。

水ありグリルは「水位線までの新しい水」、水なしグリルは「水を入れずに清潔な受け皿」が基本です。迷ったら、コンロの品番から取扱説明書を確認するのがいちばん安全ですよ。

魚をおいしく焼くためのひと工夫

受け皿の水の有無とは別に、焼き網へ魚がくっつく悩みも多いですよね。魚をのせる前にグリルを短時間予熱し、焼き網にキッチンペーパーで薄く油を塗ると、皮がはがれにくくなります。ただし、油を多く塗ると煙の原因になるため、薄くのばす程度で十分です。

魚の表面に出た水分をキッチンペーパーで軽く押さえるのもコツです。余分な水分を取ると生臭さを抑えやすく、焼き色も付きやすくなります。片面焼きグリルでは、一般的に身の厚い側から焼き始めると火が通りやすいですよ。

ちょっと人に話したくなる魚焼きグリルの豆知識

魚焼きグリルは、魚だけを焼く場所ではありません。高温で上下または片面から一気に加熱できるため、ピーマン、しいたけ、長ねぎ、厚揚げ、焼きおにぎりなどにも活用できます。直火に近い香ばしさが出やすいのが魅力です。

ただし、食材から出る脂や汁が多い料理、チーズが流れ出やすい料理は、受け皿や庫内を汚しやすくなります。使えるグリル用容器や調理方法は機種によって異なるため、こちらも説明書の注意事項を確認してくださいね。

まとめ

魚焼きグリルの受け皿に水がいるかいらないかは、グリルの方式で決まります。水ありタイプなら指定量の水を入れ、水なしタイプなら水を入れません。どちらの場合も、調理後に脂や汚れを残さず洗うことが、安全で気持ちよく使い続ける近道です。説明書の確認を習慣にして、魚焼きグリルを安心して活用してくださいね。

おすすめ記事