お気に入りのネックレスが絡まると、「どこから手を付ければいいの?」と焦ってしまいますよね。無理に引っ張るとチェーンが切れたり、細かなパーツが変形したりするため、力任せにほどこうとしないことが大切です。

ネックレスの絡まりは、平らな場所に置き、結び目を広げ、細い針で少しずつ隙間を作るだけで、意外と簡単にほどけることがあります。まずは落ち着いて、以下の手順を試してみてくださいね。

絡まったネックレスは引っ張らず、チェーン全体を平らにしてから結び目の中心を少しずつゆるめるのが基本です。急がないことが、傷めずにほどくいちばんの近道ですよ。

ネックレスが絡まったときに用意するもの

ほどく前に、手元を明るくして必要なものをそろえましょう。小さな結び目ほど見えにくいため、作業しやすい環境を作るだけでも成功しやすくなります。

  • 白いハンカチ、タオル、または紙
  • 安全ピン、待ち針、縫い針など先端が細いものを2本
  • つまようじ2本でも代用可能
  • ベビーパウダーまたは片栗粉を少量
  • やわらかい乾いた布
  • スマートフォンのライトや卓上ライト

白い布や紙の上で作業すると、細いチェーンや金具の位置が見やすくなります。また、机の上に直接置くよりも、万が一パーツが外れたときに転がりにくいですよ。

基本のほどき方|針を使って少しずつゆるめる

1. 留め具を外してネックレスを平らに置く

最初に留め具を外し、ネックレスを白い布や紙の上にそっと置きます。このとき、絡まり以外のチェーン部分まで引っ張らないようにしてください。チェーンをできるだけ丸く広げると、結び目の状態を確認しやすくなります。

2. 絡まりの中心を探す

絡まりは、たいてい結び目の中心部分にチェーンが強く入り込んでいます。外側の輪を引っ張るのではなく、最も小さく固まっている部分を探しましょう。ペンダントトップやアジャスターが結び目に入っている場合は、それがどこを通っているかも確認します。

3. 針2本で結び目を左右に広げる

結び目の中心に針先をそっと差し込み、2本の針を使って左右へわずかに動かします。目的はチェーンを引き抜くことではなく、結び目に空間を作ることです。針を上下に軽く動かしたり、少し回したりすると、固まっていた部分がゆるみやすくなります。

針が怖い場合は、先の細いつまようじでも大丈夫です。ただし、太いつまようじは細かな結び目に入りにくいため、無理に押し込まないでくださいね。

4. できた隙間からチェーンを少しずつ抜く

結び目がゆるんだら、チェーンの輪が大きくなった部分を見つけます。その輪の中を通っているチェーンを、指先または針で少しずつ戻していきましょう。一度に抜こうとせず、「輪を広げる・通っている部分を戻す」を何度か繰り返すのがコツです。

5. ほどけたら乾いた布でやさしく拭く

作業後は、チェーンのねじれや金具のゆがみがないか確認します。ベビーパウダーなどを使った場合は、やわらかい乾いた布で粉を丁寧に拭き取ってください。留め具がきちんと閉まるかも確認しておくと安心です。

固く絡まっているときはベビーパウダーを使う

結び目が締まりすぎて針が入らないときは、ベビーパウダーをほんの少量使う方法があります。粉がチェーン同士の摩擦を減らし、絡まりが動きやすくなるためです。ベビーパウダーがなければ、片栗粉を少量使う方法もあります。

  1. 絡まった部分に粉を少量だけのせます。
  2. 指先でチェーンを強くこすらず、粉をなじませます。
  3. 針2本で結び目の中心を軽く動かします。
  4. ほどけたら乾いた布で粉を残さず拭き取ります。
粉を使う方法は、チェーンが動かないほど固い絡まりに便利です。ただし、パールや天然石、布・革のコードが付いたアクセサリーは粉が残りやすいため、まずは針だけで慎重に試してください。

やってはいけないNGなほどき方

早く直したい気持ちから、ついやってしまいがちな方法があります。ネックレスを傷めないために、次の行動は避けましょう。

  • チェーンの両端を引っ張る:結び目がさらに締まり、チェーン切れの原因になります。
  • 爪で無理にほじる:爪を傷めるだけでなく、細いチェーンやメッキに傷が付くことがあります。
  • ハサミやカッターを使う:チェーンを切ってしまう危険があるためおすすめできません。
  • 油や洗剤をいきなり付ける:素材によっては変色、変質、石の接着部分の劣化につながることがあります。
  • 濡れたまま放置する:金属の種類によっては変色やサビの原因になることがあります。

素材別に気を付けたいポイント

華奢なチェーン・メッキアクセサリー

細いチェーンは特に力に弱いため、針で結び目を動かすときも最小限の力にします。表面にメッキ加工があるものは、研磨剤入りのクロスや強い洗剤を使わないようにしましょう。

パール・天然石付きのネックレス

パールや天然石は、香水、汗、洗剤、水分の影響を受けやすいものがあります。粉や液体を使う前に、まずは乾いた状態で針やつまようじを使ってほどくのがおすすめです。無理に触らず、石ではなく金具やチェーン部分を持って作業してください。

複数のネックレスが絡まった場合

2本以上が絡まったときは、まず留め具をすべて外します。そのうえで、チェーンを1本ずつ見分けながら、いちばん外側にある輪からほどいていきましょう。途中でどのチェーンか分からなくなったら、片方の留め具に小さな紙を挟むなど、目印を付けると作業しやすいですよ。

自分でほどけないときの判断目安

何度か試しても結び目が動かない場合や、チェーンがつぶれている、金具が曲がっている、石がぐらつくといった状態なら、無理に続けないことが大切です。特に大切なジュエリーや細かなチェーンは、アクセサリー修理を扱う店舗、購入店、宝飾店などに相談したほうが安心です。早めに手を止めることで、修理が必要なほどの傷みを防げることもあります。

ネックレスを絡ませないための簡単な収納法

絡まりは収納方法を少し変えるだけで予防しやすくなります。毎回ほどく手間を減らすために、次の方法を取り入れてみてくださいね。

  • 留め具を閉じてから収納する
  • ネックレス1本ずつ小さな袋や仕切りに入れる
  • ストローにチェーンを通し、両端で留め具を閉じる
  • 壁掛けフックやアクセサリースタンドに1本ずつ掛ける
  • 旅行中はチャック付き袋に1本ずつ入れ、チェーンの一部を袋の外に出して口を閉じる

特にストローを使う方法は、長いネックレスや華奢なチェーンの絡まり予防に便利です。チェーンをストローの中に通して留め具を閉じるだけなので、収納中に輪ができにくくなります。

ちょっと役立つ豆知識|絡まりやすいのは「細い・長い・軽い」チェーン

ネックレスが絡まりやすいのは、細くて長く、動きやすいチェーンです。特にアジャスターの先に小さなプレートやチャームが付いているタイプは、チェーンの輪に入り込みやすい傾向があります。外した直後にテーブルへ無造作に置くより、留め具を閉じてから保管場所へ移すだけでも、絡まりの発生をかなり減らせますよ。

また、急いでいるときほど絡まりを力任せに引っ張りがちです。けれども、ネックレスは少しゆるめるだけで自然にほどけることが多いアイテムです。明るい場所で、結び目の中心から少しずつ。これを覚えておけば、次に絡まったときも落ち着いて対処できますね。

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