洗濯の仕上がりをふんわりさせ、衣類に心地よい香りを付けてくれる柔軟剤。でも、洗剤と同じ場所に入れてよいのか、いつ入れればよいのか迷いますよね。
結論からお伝えすると、柔軟剤は洗濯機の柔軟剤専用ケースに入れ、洗濯開始前にセットするのが基本です。洗濯機がすすぎのタイミングで自動的に投入してくれるため、入れる時刻を見張る必要はありません。
柔軟剤を入れる場所は洗濯機の専用投入口
多くの全自動洗濯機やドラム式洗濯機には、洗剤・漂白剤・柔軟剤を分けて入れるケースがあります。柔軟剤を入れる場所には、花のマーク、柔軟剤の文字、またはキャップ付きの小さな区画が付いていることが多いです。
縦型洗濯機の場合
縦型洗濯機では、洗濯槽のふち付近、操作パネルの下、または洗濯槽内の側面に柔軟剤ケースが付いていることが一般的です。引き出し式や取り外し式の小さなケースを確認しましょう。洗剤を入れる大きめの投入口とは別になっている場合がほとんどです。
ドラム式洗濯機の場合
ドラム式洗濯機では、前面上部にある引き出し式の洗剤ケースに柔軟剤用の区画があります。区画ごとに記号や表示があるので、柔軟剤のマークがある場所へ入れてください。洗剤用の区画に入れると、洗いの段階で流れてしまい、柔軟剤の効果を十分に得にくくなります。
二槽式洗濯機の場合
二槽式洗濯機は自動投入機能がない機種も多いため、最後のすすぎのときに自分で入れます。脱水後にすすぎ槽へ水をため、衣類を入れてから柔軟剤を加え、2〜3分ほど回してなじませます。その後に脱水すれば完了です。
柔軟剤を入れる正しいタイミング
柔軟剤は、汚れを落とす洗いの工程ではなく、最後のすすぎの工程で衣類に付着させるものです。洗剤と一緒に洗濯槽へ直接入れると、洗剤成分や汚れとともに流れてしまうため、本来のふんわり感や香りが残りにくくなります。
専用投入口がある全自動洗濯機なら、洗濯物と洗剤をセットしたあと、スタートボタンを押す前に柔軟剤を入れてください。洗濯機が適切なすすぎのタイミングで自動的に流してくれます。
柔軟剤の量は容器の表示とケースの上限を守る
柔軟剤は多く入れればよいわけではありません。入れすぎると香りが強くなりすぎるだけでなく、衣類に成分が残ってベタつきや吸水性の低下につながることがあります。肌が敏感な方や小さな子どもがいるご家庭では、特に規定量を守ると安心です。
柔軟剤ケースには、MAXや上限の線が付いていることがあります。この線を超えて入れると、洗濯開始前に柔軟剤が流れ出たり、途中で正しく投入されなかったりする場合があります。ケースが小さい機種では、洗濯物の量に合わせて少なめに調整してください。
濃縮タイプは原液のまま入れてよい?
濃縮タイプの柔軟剤は、基本的には商品表示どおりの量を専用ケースへ原液のまま入れて大丈夫です。ただし、長期間掃除していないケースでは、粘度のある柔軟剤が残りやすいことがあります。流れが悪いと感じたら、ケースを外してぬるま湯で洗い、しっかり乾かしてから戻しましょう。
柔軟剤を使わないほうがよい衣類もある
柔軟剤は便利ですが、すべての衣類に向いているわけではありません。繊維の表面をなめらかにコーティングする性質があるため、素材や機能によっては性能を弱めることがあります。
- タオル:使い続けると吸水性が落ちることがあります。ごわつきが気になるときだけ少量にするのがおすすめです。
- スポーツウェア・吸汗速乾衣類:吸水性や通気性に影響することがあります。洗濯表示を確認しましょう。
- 防水・撥水加工された衣類:レインウェアやアウトドアウェアは、撥水性能が低下するおそれがあります。
- 赤ちゃんの衣類や肌着:必ずしも禁止ではありませんが、肌への刺激や香りが気になる場合は無香料タイプを少量にするか、使用を控えると安心です。
- シルク・ウールなどのデリケート素材:衣類の洗濯表示と柔軟剤の使用可否を確認してください。
よくある失敗と対処法
柔軟剤を洗濯槽へ直接入れてしまった
洗濯開始前に洗濯槽へ直接入れると、洗いの水と一緒に排水されやすくなります。その回の洗濯で大きな問題になることは少ないですが、仕上がりの香りや柔らかさは弱くなりがちです。次回からは専用ケースを使いましょう。
柔軟剤ケースに残っている
ケースに柔軟剤が残る原因には、入れすぎ、投入口の汚れ、柔軟剤の固まり、ケースのセット不良などがあります。まずはケースを取り外して洗い、水の通り道に汚れがないか確認してください。柔軟剤を上限まで満たさず、規定量だけ入れることも大切です。
香りがほとんど残らない
香りが残らないときは、柔軟剤を入れる場所や量だけでなく、衣類の干し方も関係します。長時間のつけ置き、洗濯物の詰め込みすぎ、強い日差しでの長時間乾燥などで香りが弱く感じることがあります。洗濯物は詰め込みすぎず、洗濯表示に合った方法で早めに乾かすとよいですよ。
知っておくと便利な柔軟剤の豆知識
柔軟剤には、衣類を柔らかくするだけでなく、静電気を抑える働きもあります。秋冬にニットを脱ぐときのパチパチ感や、スカートにタイツがまとわりつく不快感が気になるときに役立ちます。
一方で、タオルをふんわり仕上げたいからと毎回たっぷり使うのは逆効果になることがあります。タオルのごわつきは、洗剤の入れすぎやすすぎ不足、干し方が原因の場合もあります。洗剤を適量にし、干す前にタオルを数回パタパタと振って繊維を立たせるだけでも、柔らかさが変わりますよ。
まとめ
柔軟剤は、洗濯機の柔軟剤専用投入口に入れ、最後のすすぎで使うのが正しい方法です。全自動洗濯機なら洗濯前にセットするだけでよく、二槽式洗濯機では最後のすすぎ水に加えます。
専用ケースの上限を超えないようにし、タオルや機能性衣類などには使い方を工夫すると、衣類をより気持ちよく長く使えます。まずはお使いの洗濯機の投入口表示を確認して、柔軟剤を正しい場所とタイミングで使ってみてくださいね。
